低用量ピル
低用量ピルとは?
低量ピルには①OC(避妊目的)と②LEP(月経困難症や子宮内膜症の治療目的)の2種類があります。月経困難症や子宮内膜症の治療として使用する場合に保険適用となります。
- OC(Oral Contraceptives)
副作用を抑制するためにホルモンの量を避妊効果が得られる最低限量まで減量されています。月経周期が一定になるためスケジュールが立てやすくなる、排卵を抑制、受精卵が着床しにくい状態にする、などの様々な効能があります。 - LEP(Low dose Estrogen Progestin)
低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬です。月経困難症や子宮内膜症の治療薬としてOCとは区別されています。
作用
- 排卵をストップ
卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の分泌が抑えられ、排卵がおこらなくなります。 - 受精卵の着床を抑制
子宮内膜が厚くならず、万が一排卵しても受精卵を着床しにくくします。 - 精子の子宮内侵入を抑止
子宮頸管の粘膜を増加させ、精子を子宮に入りにくくします。
ピルの効果
- 月経困難症の軽減
- 過多月経の減少
- 月経不順の改善
- 子宮内膜症の進行抑制と症状改善
- 子宮体がんのリスク低下
- 卵巣がんのリスク低下
- 大腸がんのリスク低下
- 骨粗鬆症の予防
- ニキビの改善
より詳しく・・・
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避妊効果上記の作用により、低用量ピルを毎日しっかり内服することで約99%の避妊効果があるとされています。(コンドームを使用した場合の妊娠率は2~18%)
- 子宮内膜症の改善
- 月経困難症の改善
子宮内膜の増殖を抑える作用があり、子宮の収縮を抑えることで月経痛 (生理痛) が軽減します。経血量も減少するため、過多月経による貧血の改善も期待できます。 -
月経前症候群(PMS)の改善月経の3~10日前くらいから始まる様々な不快な症状(吐き気、イライラ、頭痛、めまい、むくみ、不眠など)が特徴で、排卵時に分泌される黄体ホルモン(プロゲステロン)が原因と考えられています。OCで排卵を抑制すると、プロゲステロンの分泌も抑えられるため、不快な症状が軽減します。トリキュラーとヤーズは女性ホルモンの配合が少ないため、PMSの改善効果が高いとされています。
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ニキビなど肌荒れ改善月経前にニキビなどの肌荒れを自覚する方もいらっしゃるのではないでしょうか。月経の約1週間前はプロゲステロンの分泌量が最大となり (男性ホルモンと似た作用を持つ)、皮脂の分泌を増加させることが原因の1つです。ピルにはプロゲステロンの産生を抑える作用があるため、プロゲステロンが原因となってできるニキビの改善が期待されます。マーベロンは男性ホルモンの活性化を抑制する性質があるため、ニキビなどの肌荒れの改善効果が高く期待できます。
副作用
悪心、嘔吐、乳房緊満感・乳房痛、頭痛・片頭痛、下腹部痛
飲み始めの1~2ヶ月で経験する方が多いです。次第に身体が慣れて症状も落ち着くことが多いで2周期ほど経過を見ていただき、3か月以上経っても続く場合には薬剤の変更などについてご相談ください。
血栓症
重篤な副作用として、「血栓症(血液中でできた血の塊が血管を閉塞して障害を起こすこと)」になる確率が若干上がるという報告があります。特に服用開始後3ヶ月以内に起こりやすいと言われています。基礎疾患のない健康な方であればリスクは低いですが、肥満や喫煙習慣のある人はリスクが高まりますので注意が必要です。服用開始後に以下のような症状が出た場合は、服用を止め、医師にご相談ください。
- A:abdominal pain (激しい腹痛)
- C:chest pain (激しい胸痛、息苦しい、押しつぶされるような痛み)
- H:headache (激しい頭痛)
- E:eye / speech problems (見えにくい所がある、視野が狭い、舌のもつれ、失神、けいれん、意識障害)
- S:severe leg pain (ふくらはぎの痛み・むくみ、握ると痛い、赤くなっている)
禁忌
- 乳がん患者(既往や家族歴は禁忌でない)
- 血栓症関連(既往、素因、周術期)
- 35歳以上のヘビースモーカー
- 重症高血圧
- 非代償性肝硬変
- 血管病変合併の糖尿病
- 前兆を伴う片頭痛
- 3週間以内のすべての褥婦や6週間以内の授乳婦
- 妊娠中のヘルペス既往
- 思春期前の女性、妊婦
内服方法
1日1回決まった時間に服用することで効果が発揮できる薬ですので、飲み忘れのないように注意してください。毎日同じ時間に内服することをお勧めします。
飲み始めは月経開始〜5日以内です。1日1回1錠を28日間飲み続けます。
1シート21錠のタイプでは、その後の7日間は薬を飲まずに過ごします。
1シート28錠のタイプでは、28日間飲み続けます。
種類
ピルには ①エストロゲンと ②プロゲステロンという2種類の女性ホルモンが含まれています。低用量ピルに含まれるエストロゲンは、エチニルエストラジオールです。低用量ピルは、プロゲステロンの種類と開発順により4種類に分けられます。
- 一相性:エストロゲンとプロゲステロンの配合量がすべて同じで一定
- 三相性:エストロゲンとプロゲステロンの配合量が3段階に変化
トリキュラー
(後:ラベルフィーユ)
当クリニックでは第二世代のトリキュラー、ラベルフィーユと第三世代のマーベロン、ファボワールを取り扱っております。
マーベロン・ファボワール
避妊やPMSの改善効果が得られ、男性ホルモンの抑制効果も高いためニキビや肌荒れの予防にもなります。
トリキュラー・ラベルフィーユ
三相性のため自然なホルモンバランスに近い状態になるように作られています。
服用の流れ
費用
-
診察料(初診料・再診料)
初診料 ¥1,500(税込) 再診料 ¥0
(検査が必要な場合は別途いただきます) - 低用量ピル代金
- 郵送料(郵送をご希望の方)日本全国お薬をお届けいたします。
低用量ピル代金
種類 | 費用(税込) |
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トリキュラー28(国産) | ¥2,700 |
マーベロン28(国産) | ¥2,700 |
ラベルフィーユ28(トリキュラーの後発品) | ¥2,500 |
ファボワール28(マーベロンの後発品) | ¥2,500 |
※郵送料 ¥550
お薬の郵送をご希望の方はご指定の住所まで即日発送いたします。全国一律です。
月経移動
旅行で温泉やプールに行く時、大切な行事などで月経を移動させたいと思ったことはありませんか? 中用量ピルによって月経を移動させることが可能です。月経移動は月経を早める方法と遅らせる方法の2つの方法があります。
中用量ピルとは?
低用量ピルよりも女性ホルモンのエストロゲンの配合量が多いです。含まれるホルモン量が多い分、避妊効果も高いですが、頭痛や吐き気、血栓症などの副作用も低用量ピルよりも強いです。
月経を早める場合:
月経開始して、次回の月経時期の把握ができたら、なるべく早めに来院してください。
例えば…
10月20日が次の月経予定日で、大事な予定があり月経を前にずらしたい場合であれば、10月1日からピルを10月10日までお飲みいただき、飲むのをやめると、10月12日くらいから月経がきます。
メリット:月経を避けたい時期に内服をしなくていい。次の月経痛が軽く、経血量が少ない。
デメリット:早めに薬をもらいに行かなければならない。
月経を遅らせる場合
避けたい月経時期の5日以上前に来院してください。
例えば…
10月20日頃が次の月経予定日で、大事な予定があり月経を前にずらしたい場合であれば、10月15日から月経移動用の中用量ピルをお飲みください。飲み続けている間は月経は来ませんが、10月23日にピルを飲むのをやめた場合、10月25日頃に月経が遅れてきます。ずらした月経日が新たな基準となり次回以降の月経が来ることになります。
メリット:薬を取りに行くのに時間的に余裕がある。
デメリット:月経を避けたい時期に内服しなければならない。早める方法に比べ、月経が重くなる可能性がある。
費用
診察料 + 月経移動ピル代金 + 郵送代 (郵送をご希望の方)
患者様ごとにお薬の飲み方や注意点などをご説明致します。
診察料 | ¥1,500(税込) |
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月経移動ピル代金 | ¥3,300(税込) |
※郵送料 ¥550
お薬の郵送をご希望の方はご指定の住所まで即日発送いたします。全国一律です。
ニンニク注射・美白点滴・外用薬
※別途診察料がかかります
疲労回復や美白などの効果が期待できる様々な施術を行っています。点滴や注射で有効成分を血管内に直接投与することができ、全身に速やかに成分を行き渡らせることができます。
アンチエイジングについては美容クリニックでの治療が主流となっていますが、「内分泌代謝」と深く関係しています。アンチエイジングには欠かせないビタミン・ミネラルを効率的に取り入れましょう。
ビタミン注射
ビタミンB1を主成分としたビタミン類を静脈に直接注射します。各種ビタミンが新陳代謝をアップし、疲労や倦怠感を改善します。疲れやだるさを早く回復させたい方にとって有効的です。
内容
ビタミンB1、2、5、6、12、ビタミンC、ブドウ糖
副作用
ほとんどありません。ビタミン注射に含まれているビタミンB1は水溶性ビタミンなので、余分に取りすぎても尿として体外に排出されます。稀ではありますが、体質によってアレルギー反応が起こることがあります。
所要時間
5分程度
費用
¥3,400(税込)
プレミアムビタミン注射
徹底的に疲労回復を目指したプレミアムな点滴です。ビタミン注射に更にビタミンB1を追加し、豊富なビタミンが疲れた身体に活力を与えます。疲れが極限まで溜まっている時、体調が優れない時、大切なイベントの前などにオススメします。
内容
ビタミンB1 (高濃度)、2、5、6、12、ビタミンC、ブドウ糖
副作用
ほとんどありません。稀ではありますが、体質によってアレルギー反応が起こることがあります。
所要時間
20分程度
費用
¥4,500(税込)
二日酔い予防注射
飲み会などお酒を沢山飲まれる予定がある方にオススメです。
内容
グリチルリチン酸、グルタミン酸、グリシン、システイン
副作用
ほとんどありません。稀ではありますが、アレルギー反応、発疹、食欲不振、嘔吐などが起こることがあります。
所要時間
5分程度
費用
¥3,150(税込)
美白・白玉点滴
ハリと透明感があるみずみずしい肌に欠かせない、美白効果のある成分 (ビタミンC、トラネキサム酸、グルタチオン) を詰め込んだプレミアムなメニューです。美白・美肌効果のみでなく、ダイエットサポート・美髪など更に嬉しい成分を一度に全身にめぐらせることができます。
内容
ビタミンC:美白・抗酸化作用、トラネキサム酸:美白、シミ改善、グルタミン酸、グリシン、システイン:美白、ブドウ糖
副作用
ほとんどありません。稀ではありますが、めまい、吐き気、頭痛などを認めることがあります。また、針を刺した箇所が内出血することがあります。
所要時間
20分程度
費用
¥4,500(税込)
白玉注射 ★トライアル★
美白・白玉点滴に興味はあるけれど、踏み出せない方のために、美白・白玉点滴と同じ量の白玉をブドウ糖液20ccに溶かし、以下の価格でトライアルキャンペーンを行います。
内容
グルタミン酸、グリシン、システイン、ブドウ糖
副作用
ほとんどありません。稀ではありますが、めまい、吐き気、頭痛などを認めることがあります。また、針を刺した箇所が内出血することがあります。
所要時間
5分前後
費用
¥2,500(税込)
プラセンタ注射
プラセンタとは、ヒトの胎盤から抽出された医療用医薬品です。投与方法は筋肉注射または皮下注射となります。プラセンタの中には各種アミノ酸、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているため、体内環境を調整する作用をもち、組織を本来あるべき状態に修復・再生しようとする大きな力を発揮します。肝機能改善薬として認可された注射薬で、アンチエイジングに役立ち、若返り効果や美肌作用があります。更年期障害を緩和する作用もあるため、多くの女性の治療に取り入れられています。最近は、男性更年期障害への効果も注目されています。
プラセンタの製剤にはラエンネック®とメルスモン®の2種類あります。ラエンネック®とメルスモン®に大きな差があるわけではありませんが、1本(2 ml)あたりの胎盤含有量は、ラエンネック®のほうがメルスモン®よりも10%ほど多くなっています。
メルスモン®よりもラエンネック®の方が、酸性度が高いため注射時の痛みが強いというデメリットがあります。痛みに弱い方へはメルスモン®を、そうでない方へは胎盤エキスの含有量が多いラエンネック®をオススメしています。
頻度
プラセンタは定期的に打つことをオススメします。最初の1ヶ月は週に2-3回、その後は週に1-2回くらいを目処にご来院ください。
副作用:比較的少ないですが、注射部位の疼痛、発疹・発熱・掻痒感などの過敏症、注射部位が硬くなる、頭痛、肝機能障害などの報告があります。
注意
プラセンタ注射を一度でも受けると献血ができなくなってしまいますのでご注意ください。
2006年に行われた薬事・食品衛生審議会血液事業部会安全技術調査会でプラセンタ注射を受けた方の献血を制限する措置が取られることとなりました。献血ができないのは、プラセンタ注射製剤がヒトの胎盤から抽出されており、未知の感染症などに対して安全性があるかどうかが確認されていないためです。ただし、施術を受けた方でも輸血を受けることはできますし、家族間での輸血は可能です。
費用
1アンプル ¥1,500(税込)
外用
シミ・小ジワ・くすみ・ニキビ・肝斑(かんぱん)などでお悩みの方は、ご自宅でお肌のケアをオススメします。お肌の生まれ変わりを早め、同時にシミの元になるメラニンの産生を少なくします。
Tクリーム (トレチノイン)
トレチノインはビタミンA誘導体の一種で、皮膚のターンオーバーを促進し、シミの原因となるメラニンを排出します。ハイドロキノンと併用することでシミの治療に相乗効果が期待されます。コラーゲンの生成を促し、シワやたるみなども改善します。皮脂の分泌を抑制するため米国ではニキビの治療薬としても許可されています。
期待できる効果
- シミやたるみの改善
- ハイドロキノンの併用でシミの改善
- ニキビの改善
副作用
赤み、かゆみ、かぶれ等の炎症
注意点
- 刺激が強くでる可能性があります。使用1ヶ月までは肌荒れを生じることがあります。
- 催奇形性のリスクがあるため、妊娠中・授乳中・妊娠の可能性のある方は避けてください。
- 傷や炎症が強いところには塗布しないでください。
- 冷所保存です。酸化や細菌増殖を防ぐために1ヶ月以内に使い切ってください。
使用方法
夜1回から使用を開始してください。1〜2週間使用しても問題なければ1日2回 (朝と夜) に増やしていただいて構いません。トレチノイン使用中は紫外線の影響を受けやすいため日中は日焼け対策が必要です。
費用
種類 | 費用 (税込) |
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トレチノイン0.025% 5g (張り・シワ・シミ) |
¥3,800 |
トレチノイン0.05% 5g (張り・シワ・シミ) |
¥5,500 |
HQクリーム(ハイドロキノン)
ハイドロキノンは、シミの原因となるメラニンを生成するメラノサイトの働きを抑制し、美白効果が期待されます。
期待できる効果
- シミを薄くする
- 美白効果
- 色素沈着やそばかすの改善
副作用
刺激感、赤み、かゆみ、かぶれ、色素沈着、色素脱失 (白くまだらになる)
注意点
- 傷や発疹があるところには塗布しないでください。
- ごく稀にクリームを塗った部分の皮膚の色が白く抜けることがあります。
- 妊娠中・授乳中・妊娠の可能性のある方は避けてください。
- 冷所保存です。酸化や細菌増殖を防ぐために1ヶ月以内に使い切ってください。
使用方法
夜1回から使用を開始してください。1〜2週間使用しても問題なければ1日2回(朝と夜)に増やしていただいて構いません。
種類 | 費用(税込) |
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ハイドロキノン5% 5g (張り・シワ・シミ) |
¥3,800 |
ハイドロキノン7% 5g (張り・シワ・シミ) |
¥5,500 |
ED (Erectile Dysfunction);勃起障害
※別途診察料がかかります
EDの定義は「満足のいく性行為に十分な勃起を達成できない、もしくは維持できないこと」となっています (米国泌尿器科学会(1996年))。 日本国内でEDに悩む男性は完全型ED(常にできない)、中等症ED (しばしばできない)を合計すると1130万人と高い有病率で、軽症ED (たまにできない) を含むとそれ以上もいます。夫婦間においては不妊の原因の1つにもなっており、男性不妊の原因の20.7%が勃起障害であることも判明してきました。
EDは、機能性 (身体に問題がない) と器質性 (身体に問題がある) に分けられます。機能性には不安や緊張、過去のトラウマなどの心因性と精神病性が含まれ、器質性には糖尿病や高血圧症、神経障害や泌尿器科系の疾患によるものが含まれます。機能性と器質性が重複する場合もあります。
治療薬
治療の第一選択はED治療薬であるPDE type5阻害薬 (バイアグラ®錠・シアリス®錠) の内服治療です。添付文書などの資料ではいずれも性行為の約1時間前に服用するように書かれていますが、効果発現の時間には若干の違いがあります。
バイアグラ 即効型
世界最初に開発されたED治療薬です。内服後30~60分で効果が発揮され、持続時間は4時間ほど。ピークは内服から1~2時間後です。食後に内服すると薬の成分の吸収が遅くなるため、空腹状態で内服することが推奨されます。
シアリス
内服後30~60分で効果が発揮され、持続力は36時間と最も長いです。バイアグラやレビトラよりも効果がマイルドで、副作用も弱いです。食事の影響は受けにくい薬です。
→同じ薬を飲む場合はバイアグラは約1時間前、シアリスは2時間前が最も効果を発揮しやすいと考えられます。
副作用
主なものは、ほてり、頭痛、動悸、鼻炎、視野異常などです。こうした副作用はED治療薬の血管拡張作用が関係して生じます。時間の経過とともに軽快することが多いですが、症状が継続される場合にはご相談ください。また、血管拡張作用により、血圧が下がることがあります。
服用できない方
以下の既往歴を有する方
- 心血管系障害を有する方;心筋梗塞 (6か月以内)、血圧異常 (90/50mmHg以下、170/100mmHg以上)、脳梗塞・脳出血 (6か月以内)、重度の肝障害 (肝硬変)、網膜色素変性症にはPDE type5阻害薬を処方できません。
禁忌薬剤
- 硝酸剤およびNO供与剤、アンカロンなど
費用
種類 | 費用(税込) |
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シルデナフィル (バイアグラの後発品) |
¥1,000 |
シアリス 10mg | ¥2,000 |
シアリス 20mg | ¥2,600 |
AGA (Androgenetic Alopecia);男性型脱毛症
※別途診察料がかかります
AGAの原因は生活習慣の乱れ、ストレス、男性ホルモンバランスの乱れが関わっています。
男性ホルモンである「テストステロン」は、毛根にある「5αリダクターゼ(還元酵素)」という酵素によって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変えられます。髪の毛の産生と成長の場所は、「毛乳頭」(毛根にあります)という部分ですが、DHTが毛乳頭にある男性ホルモン受容体に結合すると、髪の毛の産生と成長を止めてしまい、AGAが起こります。男性ホルモン受容体は前頭部から頭頂部の毛根にあるため (側頭部、後頭部の毛根にはほとんどありません)、AGAは前頭部から頭頂部にかけて薄毛が起こります。
日本人男性の発症頻度は約30%とされており、年齢とともに上がっていきます。なるべく早期の段階からの治療をお勧めします。
ヘアサイクル
髪は1日に約0.3mm、1ヶ月で約1cm、1年で約15cm、約4~6年間伸びます。髪はずっと伸び続けるのではなく、一定の期間を経ると自然に抜け、抜けたところからまた新しい髪が生えます。1本の毛髪が成長し始めてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいます。
ヘアサイクルのうちのほとんどは、毛母細胞が分裂・増殖する成長期で約2〜6年の期間です。髪の毛の状態は、古い髪の毛が抜けた後、新しい髪の毛が生えて「太く」「長く」成長します。
その後、約2〜3週間の成長が止まる退行期を経て、休止期(約3~4ヶ月)になると、髪の毛の成長が完全に止まり、新たな成長期が来る前に髪の毛が抜け落ちます。ヒトの毛髪は1本1本ヘアサイクルの期間や時期が異なり、脱毛の時期もランダムにずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。
AGAになるとDHTの働きにより、成長期の髪の毛がすぐに退行期に移ってしまうため、髪の毛は十分に成長せず「細く」「短く」なります(「軟毛化」といいます)。そして、休止期になり抜け落ちてしまいます。
AGAかどうかの確認を!
以下の9項目のうち、ご自身に当てはまる項目の数を確認しましょう。
- 最近、髪の毛のコシがなくなり、細く短い髪が増えた
- 枕元の抜け毛が多くなった、最近抜け毛が多くなった
- 額の生え際が少しずつ後退している気がする
- 頭のてっぺんやつむじの部分が薄くなった、地肌が見えるようになってきた
- 同年代の周りの人と比べると髪の量が少ないように思う
- バランスの良い食事ができてない、脂肪分の多いものが好きである
- 日々の生活でストレスが多い、睡眠が不足している
- たばこを吸う
- 親族(特に母方の祖父)が薄毛である
当てはまる項目が3個以上の場合はAGAまたはAGA予備軍かもしれません。
まずは食生活を見直し、睡眠時間を確保しましょう。日々のケアで解消できる事から取り組みましょう。
治療
AGAの薬には、「発毛を促す外用薬」と「脱毛を抑える内服薬」(2種類)があります。
内服薬と外用薬を同時に使用することで、より効果が上がるとされています。
費用(外用薬)
種類 | 費用(税込) |
---|---|
男性用ミノキシジル 7%外用液 60ml | ¥9,900 |
男性用ミノキシジル 12%外用液 60ml | ¥12,100 |
発毛因子とされるミノキシジルが7%・12%入っています。
(市販されているものは5%まで)
もともと高血圧の治療薬として使われていたもので血管拡張作用があり、頭皮の血流を改善させます。毛乳頭での髪の毛の成長を助けます。
使用方法
1日1回(上限1ml)を薄毛の気になる頭皮に塗布します。毎日の御使用で効果が期待できます。
副作用
頭皮のかゆみ・かぶれ、頭痛、動悸、血圧低下
費用 (外用薬) 女性用もございます。
種類 | 費用(税込) |
---|---|
女性用ミノキシジル 1%外用液 60ml | ¥4,950 |
女性用ロゲイン 2%外用液 60ml | ¥7,700 |
費用 (内服薬)
種類 | 費用(税込) |
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フィナステリド1mg (1ヶ月分) |
¥5,500 |
ザガーロ 0.5mg (1ヶ月分) |
¥11,000 |
AGA治療の副作用
頭皮のかゆみ、皮膚炎、赤み、肝機能障害、血圧低下、めまい、頭痛、動悸、性欲減退、抑うつ などがあります。
注意
・女性や未成年者に薬を触れさせない!
フィナステリドやザガードに含まれる成分は男性ホルモンの働きを変えてしまうため、女性や未成年者が触れたり、飲み込んでしまった場合、本人の成長や胎児の成長に影響してしまうリスクがあります。お薬の管理をお願いします。
献血
服用中は、輸血をしてはいけません。服用をやめても、薬の成分が体から抜け切るまでの1ヶ月は献血を控えましょう。提供した血液が妊婦や未成年に輸血される恐れがあるからです。
セカンドオピニオン
セカンドオピニオンとは、「患者さんが現在治療されているクリニックでの診断や治療方針について、他の病院の医師に意見を聞く」ことです。当クリニックでは生活習慣病や内分泌・糖尿病疾患についてのセカンドオピニオン・医療相談の外来を開設しています。
制度上、他院かかりつけの方に保険診療の枠内で時間をかけてお話しすることは難しく、専用のお時間を確保するため、お電話での御予約をお願いします。
「総合内科専門医・糖尿病内科専門医・内分泌代謝科専門医の医師の意見を聞きたい」
「肥満の治療法について専門の意見を聞きたい」
「他の病院に通院中だが、治療内容について意見を聞きたい」
などの質問に対してお答えします。お気軽にご相談ください。
※当クリニックへの転院をお勧めすることはありません。
費用
30分まで ¥16,000(税込)
必要なもの
- 保険証
- 紹介状など他の医療機関での検査結果(血液検査・画像検査)
- 診療情報提供書(お持ちの場合)
- お薬手帳
- 血糖自己管理ノート、血圧手帳、連携手帳など
以下は対象外となります。
- 主治医に対する不満、医療過誤および裁判紛争中の内容に関する相談
- 死亡された患者様に関する相談
- 相談内容が当院の専門外である場合
- 当院で扱っていない治療の場合
- 医療費の内容や医療給付に関する相談
- 小児科範疇の疾患